ミシシッピ・バブル(Mississippi Bubble)は、1719年から1720年にかけてフランスで発生した 金融バブルです。スコットランド人金融家ジョン・ローが設立したミシシッピ会社(正式名称は西方会社)の 株価が急騰した後、突如として暴落した事件です。
ジョン・ローは、フランス初の中央銀行(バンク・ロワイヤル)を設立し、紙幣の発行と 北米ルイジアナ地方(当時はミシシッピ地方と呼ばれていた)の開発権を持つミシシッピ会社を 結びつけた金融システムを構築しました。しかし、過剰な紙幣発行と投機熱の高まりにより、 システムは崩壊し、フランス経済に深刻な打撃を与えました。
ミシシッピ・バブルの基本情報
- 発生時期:1719年-1720年
- 場所:フランス
- 中心人物:ジョン・ロー(John Law)
- 中心となった企業:ミシシッピ会社(西方会社)
- ピーク時:1720年1月、株価は額面の約40倍に
- 崩壊時期:1720年5月以降