3. ファイルの追加、編集、削除の基本操作
GitHub上でのファイル操作は、ウェブUIから直接行うことができます。
ここでは代表的な操作である追加(アップロード), 編集, 削除の方法を順に説明します。
演習用に、先ほど作成したリポジトリ上で試してみてください。
ファイルの追加(アップロード)
リポジトリページのCodeタブで、ファイル一覧の上部にある「Add file」ボタンをクリックします。プルダウンメニューから「Upload files」(ファイルをアップロード)を選ぶと、ドラッグ&ドロップでファイルを追加できる画面になります。ここで自分のPC上の適当な文書ファイル(例: WordやExcel、テキストファイルなど)をドラッグしてアップロードしてみましょう。または「choose your files」をクリックしてファイル選択ダイアログから選んでもOKです。
【画像:Add fileボタンとUpload filesメニュー】
ファイルが選択されると画面下部にコミットメッセージの入力欄が表示されます。「Add files via upload」という自動文が入るので、そのままでも良いですが、せっかくなので「資料を追加」など日本語でメモを書いてみましょう。最後に「Commit changes」(変更をコミット)ボタンを押せばアップロード完了です。これでリポジトリに新しいファイルが追加されました。
【画像:コミットメッセージ入力とCommit changesボタン】
ファイルの新規作成(直接作成)
既存ファイルをアップロードするだけでなく、GitHub上で新しいファイルを作ることもできます。「Add file」ボタンから「Create new file」を選択すると、オンラインエディタ画面になります。ファイル名を入力し、下の大きなテキストエリアに内容を記述できます。Markdown形式で議事録を直書きする、などという場合に便利です。書き終わったら画面下部でコミットメッセージを入力し、「Commit new file」ボタンを押して保存します。
【画像:Create new fileの編集画面】
ファイルの編集
追加したファイルをGitHub上で編集してみましょう。リポジトリのファイル一覧から編集したいテキスト系ファイル(例えばREADME.mdや、アップロードしたテキストファイル)があればそれをクリックします。ファイルの中身プレビューが表示されたら、右上の鉛筆アイコン(Edit this file)をクリックしてください。するとテキストエディタ画面になり、内容を直接書き換えることができます。試しに何か1行追記してみましょう。編集が終わったら、ページ下部のコミットメッセージ欄に「◯◯を更新」など変更内容の要約を記入し、「Commit changes」をクリックします。これでファイルの新しいバージョンが保存されました。
【画像:ファイル表示画面と鉛筆アイコン】
ファイルの削除
不要になったファイルを削除する場合も、Web上から可能です。削除したいファイルを表示し、鉛筆アイコンの隣にあるゴミ箱アイコン(Delete this file)をクリックします。すると削除確認とコミットメッセージ入力欄が表示されるので、メッセージに「ファイル削除」と書き、「Commit changes」を実行します。これでそのファイルはリポジトリから取り除かれました。なお削除も一つの履歴(コミット)として記録されるため、後から復元することも可能です(履歴から前バージョンを取り出すテクニックが必要ですが、消えてしまって絶対戻せないわけではないので安心してください)。
【画像:ゴミ箱アイコンと削除確認画面】
基本的なファイル操作の手順
- リポジトリのCodeタブを開く
- 目的の操作(追加・編集・削除)を選択する
- 必要な情報を入力・選択する
- 変更内容を示すコミットメッセージを入力する
- 「Commit changes」ボタンをクリックして確定する
ポイント
基本的なファイル操作のポイントは、何らかの変更(追加・編集・削除)を行うときは必ず「コミット」をするという点です。コミットすると、誰がいつ何を変更したかが履歴に残ります。コミットメッセージもできるだけ意味のある内容を付ける習慣を付けましょう。例えば「誤字を修正」「最新版議事録を追加」などです。後から履歴を見たときに役立ちます。
エディタの便利機能
GitHub上のオンラインエディタでは、シンタックスハイライト(コードの色分け)やMarkdown形式のプレビューなど便利な機能が利用できます。画面右上のプレビューボタンをクリックすると、編集中の内容がどのように表示されるか確認できます。
コミットメッセージのコツ
「何を変更したか」が分かるコミットメッセージを心がけましょう。例えば「ファイルを更新」よりも「会議議事録を追加」「プロジェクト計画の期日を修正」などの方が、後から変更履歴を確認する際に便利です。