3. 企業向け・個人向けの無料プラン、有料プランの選び方
GitHubでは無料版と有料版のプランが提供されています。
まずは基本的なプラン構成を確認し、自分や組織に適したプランを選びましょう。
個人向けプラン
個人開発者や学生向けのプランです。小規模なプロジェクトやポートフォリオの管理、学習目的での利用に適しています。
組織向けプラン
企業やチームでの利用に最適化されたプランです。ユーザー管理や権限設定、セキュリティ機能が強化されています。
個人向けプラン(GitHub Free / Pro)
GitHub Free(無料プラン)
無料プランでも十分なリポジトリ管理機能が利用できます。
個人での利用やスモールビジネス、学習目的に最適です。
無制限のパブリック/プライベートリポジトリ
公開プロジェクトだけでなく、非公開のプロジェクトも無制限に作成可能です。
無制限のコラボレーター
プライベートリポジトリでも、何人でも共同作業者を追加できます。
基本的なプロジェクト管理機能
イシュー、プルリクエスト、プロジェクトボードなどの機能が利用可能です。
GitHub Pro(有料プラン)
より高度な機能が必要な個人開発者向けのプランです。
月額4ドル程度で利用できます(価格は変更される場合があります)。
詳細なインサイトと分析
コード貢献の統計や詳細なアクティビティグラフが利用可能になります。
高度なセキュリティ機能
コードスキャンやセキュリティアラートなどの機能が強化されます。
優先サポート
GitHubのサポートチームに優先的に問い合わせができます。
組織向けプラン(GitHub Team / Enterprise)
GitHub Team(チームプラン)
中小規模の開発チームに最適なプランです。
1ユーザーあたり月額4ドル程度からで利用できます(価格は変更される場合があります)。
高度なアクセス制御
チームごとに詳細な権限設定が可能です。リポジトリへのアクセス制限も柔軟に設定できます。
ブランチ保護ルール
重要なブランチに対して厳格なルールを設定し、コードの品質を維持できます。
GitHub Enterprise(エンタープライズプラン)
大規模な企業や組織向けのプランです。
1ユーザーあたり月額21ドル程度からで利用できます(価格は変更される場合があります)。
セキュリティ機能の強化
SAML/SCIMによるシングルサインオン、監査ログ、IPアドレス制限などの機能が利用可能です。
オンプレミス展開オプション
GitHub Enterprise Serverを選択することで、自社のサーバー内にGitHubを展開することも可能です。
プラン比較表
各プランの主な機能を比較した表です。詳細はGitHub公式の料金ページで最新情報を確認してください。
どのプランを選ぶべき?
初めてGitHubを使う場合や小規模なチームでの利用であれば、まずは無料プランから始めることをおすすめします。
機能が不足してきたと感じたら、その時点でアップグレードを検討すればよいでしょう。
特に企業で使用する場合は、最初から有料プランを選択することで、セキュリティやコラボレーション機能が強化され、業務効率が向上することもあります。
機能 | Free | Pro | Team | Enterprise |
---|---|---|---|---|
パブリックリポジトリ | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
プライベートリポジトリ | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
コラボレーター数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
高度なプロジェクト管理 | 利用不可 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
コードオーナー機能 | 利用不可 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
高度なセキュリティ | 利用不可 | 基本機能 | 拡張機能 | 最大限 |
チーム管理 | 利用不可 | 利用不可 | 利用可能 | 利用可能 |
シングルサインオン | 利用不可 | 利用不可 | 利用不可 | 利用可能 |