1. Slackなどチャットツールと連携して通知を受け取る
Slackとの連携
Slackは多くの企業で利用されているコミュニケーションツールです。GitHubとSlackを連携させることで、リポジトリでの活動をリアルタイムでチームに通知することができます。
1
Slackアプリの追加
Slackのワークスペースに「GitHub」アプリを追加します。Slackのワークスペースで以下の操作を行います:
- Apps > App Directoryを選択
- 検索バーに「GitHub」と入力
- GitHubアプリを選択し、「Add to Slack」ボタンをクリック
- 認証手順に従って連携を許可
2
リポジトリの連携設定
Slackチャンネル内で以下のコマンドを実行します:
/github subscribe オーナー名/リポジトリ名
例えば、/github subscribe microsoftdocs/edge-developer
のように入力します。
3
通知設定のカスタマイズ
デフォルトでは、以下のイベントが通知されます:
- issues - Issue開設や更新
- pulls - プルリクエストの作成や更新
- commits - コミット(PRへのコミットは除外)
- releases - リリース情報
- deployments - デプロイ情報
特定のイベントだけを通知したい場合は、以下のように設定できます:
/github subscribe オーナー名/リポジトリ名 {"issues": true, "pulls": true}
メリット
- 情報の集約 - 開発の動きを会話の場に自動的に表示
- 迅速な対応 - 変更や問題の迅速な認識と対応
- 透明性の向上 - 開発プロセスの可視化による協力促進
活用ヒント
プロジェクトごとに専用のSlackチャンネルを作成し、そこに関連リポジトリの通知を集約するとわかりやすくなります。また、重要な通知だけを受け取るようフィルタリングすることで、通知過多を防ぎましょう。
Microsoft Teamsとの連携
Microsoft Teamsを使用している組織では、同様にGitHubコネクタを利用してGitHubの活動通知を受け取ることができます。基本的な設定方法はSlackと似ていますが、TeamsのUI上での操作が異なります。
演習課題
実践演習
GitHubリポジトリとSlackの連携を試してみましょう(権限が許されれば)。自分のSlackワークスペースにGitHubアプリを追加し、テスト用リポジトリの通知を受け取る設定を行います。その後、そのリポジトリでIssue作成やREADME変更などを行い、Slackに通知が来ることを確認してください。